伏見の狐:玉

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タイトル:伏見の狐:玉
Title:FUSHIMI NO KITSUNE : TAMA
場所:伏見稲荷大社・京都府
Year:2019年
画材:木製パネル、ワトソン紙、ガッシュ
Painting materials:wood panel, Watoson paper, gouache
Size:650mm × 300mm

京都の伏見稲荷大社の創建は711年和銅4年2月11日初午の日、奈良に平城京が遷都される頃です。
それから1300年、人々の願いを受け止め続け、今では奉納された朱色の鳥居が山を巡るトンネルのようです。

大小の鳥居、絵馬、狐の狛犬…
全国に3万社ある稲荷神社の総本社でもありますから、その祈りの数は膨大です。
人々の願う内容は時世によって変わったでしょうが、平和や幸せ富や健康を求める姿は変わらないように思います。
そんな聖地の稲荷山ですが、そこで暮らすお狐様にとってはいつもの日常。

・・・

千年の時が流れ時代が変遷しても、人の生み出す願いは変わらない。
過去現在未来、那由多の祈りはここに集積する。

我ら伏見の神使白狐。願いを叶える者なり。
人々の祈りの数が我らの力を強くする。

「伏見の狐:玉と鍵」のお狐さまより


2019年個展「祈りの集積」
Kiyoshi Art Space(東京・六本木)

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伏見稲荷大社の稲荷山を描いた『祈りの集積』を中央に、玉と鍵を持つ眷属『伏見の狐』が両脇を守護する。

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