狐火

title:狐火
KITSUNEBI
Burning Red of Fox Spirit
year:2025年
place:東京都北区・装束稲荷神社
画材:ガッシュ、ワトソン紙
materials:gouache, Watson paperl
size:629 × 445 mm
広重が名所江戸百景で描いた「王子装束えのき大晦日の狐火」が元です。
場所は東京都北区王子 装束稲荷神社
昔は一面の田畑でした。
その中にそびえ立つ大きな榎の木が「王子装束えのき」です。
大晦日の夜、関東一円の狐がこの木の下に集まり、装束を整えてから王子稲荷神社へ初詣をしたという伝説から「装束榎」と呼ばれました。
狐たちがともす狐火によって翌年の田畑の豊凶を占ったそうです。
榎は道路拡張の為昭和4年に切り倒され、現在は小さな装束稲荷神社と装束榎の碑があります。
そして田畑は無くビルとコンクリ。王子稲荷神社に行くにも線路の下を通ります。
なのでこの絵の鳥居とのぼりと電信柱だけが現実です。
2016年「上田秋成 研究辞典」の装丁になりました
上田秋成研究事典
編集:上田秋成研究会
出版社:笠間書院
発売日 :2016/1/15
言語:日本語
大型本:430ページ
寸法:15.3 x 2.5 x 22.2 cm
SBN-10:430570790X
ISBN-13:978-4305707901
2025年 中国で出版されたアンソロジー画集「New Floating World」のバックカバーになりました
この本で序文も書きました
作品とインタビューが掲載
7点の作品
Sandu Publishing Co., Ltd.
(Hong Kong, Chaina)
Hardcover
296 pages
size: 185mm × 260mm
Language: English
First Edition: 2025
ISBN: 978-988-76696-5-4
