2016年5月5日 總寧寺「百光」
タイトル 百光(びゃっこう)
制作年 2015年
画材 寒冷紗アクリルジェッソパネル、アクリルガッシュ
サイズ 1776 × 250mm
右隻 春夏・左隻 秋冬

設置場所 曹洞宗 安國山 總寧寺
     永代供養施設『無憂樹林』

永代供養施設に飾る絵を依頼されたのはちょうど2年前の今頃です。
「室内が暑くなり生花はすぐしおれてしまうので花の絵を描いて欲しい」とのこと。
あたたかい気持ちになるもの。イメージはレモンイエロー。観音様の両脇に細長いサイズで2つ。

まず悩んだのはこのサイズ。
額縁に入れては絵を描くスペースがなくなってしまう為、パネルをそのまま掛けることにしました。 パネルの上下左右の脇にも描き、お掃除と紫外線対策にUVカットのコーティングを塗布。

あたたかい気持ちになるもの…
自分の一番好きな花、大切な人が大好きな花、思い出の花、そんな花があったなら思い入れのある特別な場所になるのではないか?そう思いできるだけ沢山の種類を描こうと思いました。
光に包まれるような優しい気持ちになれるように…花を描きながらも光を描く…この絵のタイトルは百の光と書いて「百光(びゃっこう)」、自然と文字が浮かんでいました。

住職さんは見かけによらず可愛いものが大好きなので、荘厳というよりもどこか可愛らしい印象を受ける絵になるよう心がけました。
こういう場所に置かれるものはきっと手を抜いたら心まで見抜かれてしまう。私が汚れた気持ちで描いてもいけない。愛情を込めて一輪一輪大切に描きました。

そうこうしているうちに納品期限ギリギリになってしまい…この絵を収めたのは依頼から1年後の2015年4月でした。絵が設置された状態の写真を撮りに行こうと思っているうちに月日は流れ…。
この度パンフレットを作られたということでお写真をいただきましたので、作品画像とともにアップしました次第です。

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總寧寺所在地
千葉県市川市国府台

歴史
總寧寺は、近江国観音寺の城主佐々木氏頼により、永徳3年(1383)通幻禅師を開山として近江国(滋賀県坂田郡近江町)に創建、天正3年(1575)千葉県関宿へ移転、寺領20石を北条氏政より拝領した。
寛文3年(1663)当地に移転、江戸幕府より寺領128石5斗余の御朱印状を拝領、江戸時代には曹洞宗の関東僧録に任ぜられ、末寺3000余寺を擁していた。