2013年12月11日 プロフェッショナル魂
加藤美紀展「幻想の庭 -東京十二景-」
オープニング・レセプション:1月18日(土)18:00〜20:00
1月20日(月)〜2月1日(土)日曜休廊 Open:11:00〜19:00

TURNER GALLERY
〒171-0052 東京都豊島区南長崎6-1-3 ターナー色彩株式会社 東京支店
TEL:+81(0)3-3953-5155 FAX:+81(0)3-3953-5153 Email:gallery@turner.co.jp
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プロ魂、プロ根性、プロ意識
プロフェッショナルとしての自覚は、何をキッカケに芽生えるのだろう?
…そんな事を最近しみじみ考えています。

イラストレーターとしての私は、しっかりとしたプロ意識を持って「絶対手を抜かない!」をモットーに1つ1つのお仕事でベストを尽くしています(いるつもり)。
お金が発生するのはもちろん、関わる沢山の人への責任や自分への期待を自覚しているから、プロ意識というのも自然と生まれるように思うのです。

では画業では?

画家としてのプロ意識は、つい最近芽生えたばかり…のような気がします。
今までも一生懸命描いていました。でも「修行中」の札が首から掛かっていたように思います。
イラストレーターの私が実戦で腕を磨くのに対し、画業は室内でトレーニング…という感じ。
多分、実戦ではまだ使えない事が感覚でわかっており、「足りない。この足りないものは何だろう?」と探し続けていたように思うのです。
なので「観る人」のことを考える余裕はあんまり無かったかもしれません。

とは言っても、イラストレーターの私も画家の私も「同じ人」なわけだから、トータル的にコツコツ成長しました。
『夢は画家』って事は、イラストレーターの私は画家の為にあるのだしね。

すると…
何故あなたのように素晴らしい人が私の絵を好きと言ってくれるのですか!?とか、
何故あなたのような本物のアーティストが私を応援してくれるのですか!?とか、
自分自身を信じられなくても、その人が良いと言うなら「私って良いの!」と自信をくれる運命の出会いがあり、徐々に第三の目が開き始めました。

準備は整った!…とは全然思わないのですが…プロ意識なるものが生まれたのがわかります。
もっともっと足りない事だらけな事に気づきました。
一朝一夕では揃わないことばかりで、今はまだ見えないものも沢山あることがわかります。
だけど、やっと冒険へのスタートラインに立てたような気がしています。

プロ魂、プロ根性、プロ意識、芽生える理由は人それぞれでしょう。
私の場合、人との関わりが重要なのだと思います。
描くのが好き!絶対描き続ける!という気持ちは当たり前にあるのだけれど、プラス、ぬくぬくした場所から「怖いけどあっちに行きたい!」と思わせてもらったり、褒められて幸せいっぱいにしてもらったり、崖からドーンと突き落としてもらったり、「また観てくれるかな?」と今まで以上の祈る気持ちをもらったり…
だって人間だもの。人の間にいてこその喜びです。
自分自身と他人の幸せを意識することが『プロフェッショナル』ってものなんだな〜。

『冒険』の始まりに導いてくれた人の1人、天明屋尚さん。
認めてくれる人がいるって、どれだけ大きな力になっているでしょうか!
↓個展のプレス原稿。

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この度、TURNER GALLERYでは、天明屋尚プロデュースによる2つの企画展、 加藤美紀個展「幻想の庭 -東京十二景-」と、 辻川奈美個展「四季乱らん」を同時開催致します。

ともに天明屋が時代を体現する寵児、BASARAとしてその才能を認める 2人ですが、その才能のベクトルは清々しいまでに異なります。

天明屋が掲げるBASARAとは、華美にして覇格の美を称える系譜であり、 戦国時代のかぶき者や幕末の絵師たちの流儀に連なる系譜です。

加藤美紀は、観る者の眼差しを見透かすかのような凛とした女性像を描き、 かつて日本画の柱の一つであった美人画の系譜を現代に蘇らせます。 男性的な視線を余儀なくされがちな美人画というジャンルを、 どう換骨奪胎し、作家ならではの美学を展開するかが見所となります。
「幻想の庭 -東京十二景-」と題した今展では、富嶽三十六景ならぬ、 東京の名所を背景に女性を描いた東京十二景を初披露します。

一方、辻川奈美は、日常に根ざした架空の幻想風景を描くことに秀でており、 執拗に描き込まれた豊かな細部を備えた錯視的な画面は、観る者に戦慄すら覚えさせます。 ノスタルジックでありながらも、他方でどこか不穏な空気をも忍ばせる辻川の絵画は、 1つの画面の中に多くの見所があり、それが架空の世界に確かな存在感を与えています。
「四季乱らん」と題した今展では、一つの画面の中に様々な四季が織り込まれた 迫真的かつ魔術的な世界を展開致します。

加藤と辻川、ともに天明屋が認めたこの2人の個性が 響き合う同展。この機会に、ぜひご注目下さい。

■企画展『加藤美紀「幻想の庭 -東京十二景-」展』1階
■企画展『辻川奈美「四季乱らん」展』3階

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今回の2つの個展のDMは私が作りました。
DMを作るともうすぐって感じですよね…
作品制作…ま、ま、ま、間に合いますように…(祈)!


辻川奈美さんのDM
彼女の絵を観るととても羨ましい気持ちになります。それを人は『嫉妬』と言う。
宛名面のデザインをする際、植物をチコチコ切り取りながら「何てカワイイ形をしているのかしら!?」と細部へのこだわりに改めて感嘆しました。
彼女のスゴいところは『独学』でこれを描いてしまっているところ。
私の絵を観にきてくれる奇特でお目が高い方々なら、絶対喜ぶと思う!
私の為だけにお呼びだてするのは申し訳ないけど、今回は辻川さんの個展もあるから気が楽なの〜!