2012年12月24日 クリスマスな原画

メリークリスマス!
クリスマス寒波で空気が氷のようです。今年の冬はとても寒いですね。時間の感覚が失われつつありましたが、忘年会やノエルの会でやっと年末な気がしてきました。
年賀状にしようと思っている絵が全く終わらず、諦めて寒中見舞いを目指しています。。。

さて、この画像はアンティーク着物店『Ponia-pon』のクリスマスカードの原画制作風景。
とてもロマンチックな着物、クリスマスにピッタリですね。帯との合わせや差し色のバランスなど、大野らふさんのコーディネートはセンス抜群。その着物に合わせながらどんな絵にするかを決めていきます。その話し合いがこれまた楽しいのです。『若冲っぽくしよう』『イエンタウンな感じ』『彼氏と一緒にお正月にさ…』毎回毎回妄想話しに花が咲きます。
今回は『平面的にデザインぽくしたい』から始まり、『でも人物がリアルだからどうする?』『壁に窓の光が射しているってどう?』『ツリーも影ならいいんじゃない?』『妖精が欲しいな』などなど。そしてラフが完成するとこのように原画に入るのです。

仕上がりがハガキサイズの場合、大体130%くらいの大きさで描きます。木製パネルに紙を水張りし、ガッシュで描く。ガッシュは不透明な水彩絵の具です。
大学時代は洋画専攻だったのでキャンバスに油彩での制作でした。全く向いていませんでしたよ。絵の具が乾くのを待てずに描き進むのでぐにゃぐにゃな色になってしまうのです。思い通りの色にならない辛さ。それからアクリル絵の具に替えてだいぶ楽になりました。社会に出てイラストの仕事を始めてからは今のガッシュになりました。やっと自由に操れる絵の具に出会えた感じです。

使用しているのは『ターナーデザインガッシュ』私がやっと出会えたと言っているのに生存があやうい感じ。ここら辺で売っているのは世界堂新宿本店だけ(他にもあるのかもしれませんが)。面倒だからネットショッピングにしようと思うと世界堂じゃ扱っておらず→大阪のカワチから注文する事に。そんなに需要が無いのか!?こんなに使いやすいのに!?廃番だけは許して!と、いつも祈っています。
ガッシュは紙パレットさえとっておけば水で溶けるのでちょっと直したい時も使えるんですよ。混ぜに混ぜて色を作っているのですごく助かります。仕上がりのマット感も気持ち良いし。
でも、大きい絵でキャンバスに描く時はアクリルガッシュを使います。木箱に描く時もアクリルガッシュ。耐水性か!?描きやすさか!?目的に応じて選択しています。

筆はそんなに多くありません。仕上げ時はほとんどほそーい筆を使うので大きい面を塗る平筆はボサボサでも使ってしまいます。そのかわり細い筆は使い捨て。思い通りの線が引けるのは一瞬なので顔を描く時に筆下ろしされ、使いづらくて「イラッ」とした時に捨てられます。

そんなこんなで完成し、マスキングテープをはがす瞬間がタマラナく幸せ!一瞬の喜びの為だけに息を止めて描き続けるのでした。
↓出来上がったクリスマスカード↓幸せが届きますように。